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豊かな日本語☆その2「豊かな日本語 雪 編」
豊かな日本語☆その2 雪 編
川端康成の小説「雪国」(
川端康成についてはこちらから
)の有名な冒頭部分など
よく小説や和歌に使われるように、
雪
は古くから「雪月花」として
日本の四季の
美しい風物
として愛されてきました。
下の表からお好きな単語をクリックしてください!
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雪
(泡雪 淡雪 大雪
小雪 粉雪
牡丹雪 吹雪)
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残雪
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地吹雪
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雪うさぎ
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雪折れ
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雪合戦
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雪だるま
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雪つぶて
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雪解
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雪吊り
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雪間
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雪見
雪
・・・降ってくる雪の表現はたくさんあります!
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泡雪
あわゆき
文字通り、
泡のようで溶けやすい雪
のことをいいます。これは
春の季語
です。
*
淡雪
あわゆき
少しだけ、
うっすらと積もっている、やわらかくて消えやすい雪
のことをいいます。これも
春の季語
です。
*
大雪
おおゆき
ものすごい量の雪
が降ることをいいます。小雪[こゆき]が反対語です。
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小雪
こゆき
少しだけ降る雪
のことをいいます。大雪[おおゆき]が反対語です。
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粉雪
こなゆき
さらさらとしていて、まるで
粉のような雪
のことをいいます。
*
牡丹雪
ぼたんゆき
牡丹[ぼたん]の花のように、大きなつぶの雪
のことをいいます。
「ぼたゆき」ともいいますが、牡丹雪の方が綺麗な表現ですね。
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吹雪
ふぶき
強い風と一緒に、激しく雪が降る
ことをいいます。
残雪
ざんせつ
まだ消えていない雪
のこと、または、
春になって暖かくなっても残っている雪
のこと
をいいます。
地吹雪
じふぶき
積もった雪が、強い風に吹き上げられる現象
のことをいいます。
雪うさぎ
ゆき[うさぎ]
文字通り、
雪で作ったうさぎ
のことです。お盆の上に置かれている絵を
一度は見たことがあると思います。
ゆずり葉を耳、赤いなんてんの実を目にします。
雪折れ
ゆきお[れ]
積もった雪の重みで、木の枝が折れてしまうこと
をいいます。
雪折れを防止するために、
雪吊り[ゆきづり]
をすることがあります。
雪合戦
ゆきがっせん
皆さんご存知、
二つに分かれて雪をぶつけ合う遊び
・雪合戦です。
雪が降るたびに子供たちが楽しそうにやっていますね。
(好き嫌いの差は激しいかも知れませんが)
雪だるま
ゆき[だるま]
雪を丸めて、だるまさんの形にしたもの
のことをいいます。
作り始めると夢中になってしまいますよね。
雪つぶて
ゆき[つぶて]
雪合戦などで、
雪を手で固めて作ったこぶしくらいの塊
のことをいいます。
雪解
ゆきどけ
積もった雪がとけて、
水になること
をいいます。
雪吊り
ゆきづ[り]
雪折れ
を防ぐために、
木の上から支柱などを張って、枝を吊り上げておくこと
をいいます。
雪間
ゆきま
降っていた雪が、
しばらく降り止んでいるとき
のことをいいます。
また、
積もった雪がところどころ解けて消えてきた場所
のことをいいます。
雪見
ゆきみ
文字通り、
雪景色を眺めて楽しむこと
をいいます。
月見
と同じように風情を楽しむ習慣です。